コンサート一週間前
KIS-MY-WORLD東京公演まであと一週間だ。
やる気のない写真で申し訳ない。毎回完成の頃はグロッキーで写真の完成度を考える余裕がないのだ。
担当のロゴを入れたベースボールキャップ。
このロゴ部分のテクスチャー、これはビーズ刺繍を用いている。
制作の過程の写真がこちら↓
帽子の前面は固い芯材が張り付いていてかなり縫いづらい。直に刺繍するのは大変だし裏側に縫い目も残るので、まずはワッペンを作る。
PCでいつものロゴを拡大して画面に紙当てて適当にトレース。
それを黒フェルトの上に貼る。
今回は土台の帽子が黒なので黒フェルト。
フェルトは切りっぱなしでいいし、子供の頃から使ってて馴染みもあるからか、ジャニヲタの作る非公式グッズのまとめなどをネットで見ると登場回数がとても多い。
しかし何にでも使っていると工作の様に見えてアイテムとしてクオリティが下がってしまう要因になるので注意が必要だ。
フェルトを使う利点がデザイン上ない場合は他の素材を探すのがベターだ。
デザインに合わせて素材を探す事はものづくりの楽しみのひとつだと思う。
マスコットとか作る方は一回フェルトから離れるとぐっとカッコよくなるので試してみてほしい。
フェルト、消極的に使うべからず…!
今回は刺繍でほぼフェルト面はほぼ埋まってしまうし、ワッペンの土台にフェルトは不可欠なので、フェルトを選んだ。
この紙の縁取るように金色の刺繍糸でチェーンステッチを入れていく。
ステッチが終わったら紙を外し、内側を縁取るように丸ビーズを縫い付けてゆく。
今回は立体感を持たせるために丸ビーズは縁だけに。内側の主になる素材は多角形の竹ビーズを使用した。
なぜ多角形なのか。これにも勿論訳がある。
本来1番派手でキラキラするビーズは表面にホロやメタルが施されているものだ。
しかしこれは色味の判別が難しい。
次にキラキラするのがクリアなタイプ。これは土台の色に輝きと発色が左右されるので今回は却下。
土台が黒である、色味がハッキリしている、この2点の条件をクリアするのはマットな色味のビーズとなる。
しかしこういう普通のビーズはどうしてもキラキラしない。目立たない。
その為、照明の当たる方向で反射の仕方が変わる多角形タイプのビーズを用いることでその点をカバーした。
発色の良いビーズを国産輸入とにかく色々見て、今回は全てメイドインパリで落ち着いた。
全部埋まったら埋めきれなかった隙間に丸ビーズを縫い付けて、縁を切り取ったらワッペンの完成。
出来上がったワッペンをキャップに縫い付けたら完成!
またヤル気のない写真。
普段被ってもバレなさそう(被らないが)だし、目を引くアイテムが作れた!と10ヶ月経った今も自我自賛している一品だ。
友人達がよろこんでくれたのも勿論の事だが、貰えるとも思ってなかったファンサなるものがメンバー達から貰えたのも嬉しい思い出だ。
現実逃避も済んだので今年のアイテムに取り掛からなくては。
今年のアイテムはコンサート後にこのブログで見せびらかす予定だ。