思い切って攻めの姿勢をうちわに込めてみた
前回、前々回と北山くんへの思いを拗らせた謎うちわを紹介した。
記事を書きながら過去のうちわの画像を眺めて、やっぱりもっとみっくんにも伝わるアピールを考えていったほうがいいなと私自身思い直した。
なので、みっくんにもきっと伝わる分かりやすいコンセプトとKIS-MY-WORLDの「WORLD感」。この2点を意識して制作してみた。
今回はあのタイポグラフィーをパロディにしてみた。
あのタイポグラフィー↓
ワールド感とか東京(ドーム)感も出てると思うのだが、若干縁起が悪いかもしれない。
しかし、きっとこれならみっくんにも伝わりやすいだろうし、なにより抜群の視認性があるらしいので期待に胸ふくらませて置くことにする。
表のインパクトが強すぎて、裏が全く思いつかない。目下制作中だ。
表より面白いものには多分ならないのでここで紹介する予定は無い。
続・往生際の悪いヲタク
うちわに書く言葉にすら照れを捨てられない私は毎度うちわの作成に悩み、結果良くわからないものを作ってしまう。
言わずもがな宏光の「宏」。
最大ポイントは「ム」と赤白金の配色。
オカルト雑誌「ムー」をデザインソースにしている。
なぜムーなのか。私にも分からない。取り敢えずオカルトとみっくんは無関係だ。
私にもオカルトの趣味は無い。
でも、私がみっくんに伝えたいのは「あなたのファンですよ!」という意思表示だけなのだから、もはやメッセージ性など必要無いのだ。
裏はムーに合わせてオカルト記事の見出し風。
話は逸れるがコンサートに向けてアイテムを目下制作中だ。
終わらなすぎて心が折れそうだ。
でも、コンサートまでに終わらないとただの手の込んだガラクタになってしまうので頑張る。
往生際の悪いヲタク
うちわ、それはヲタクに許されたアイドルとのコミュニケーションツール。
数万人の中からたった一人の自分を見つけてもらう為に許された印なんだと。
お金を払ってコンサートに来てるんだし、アイドル自身も疑似恋愛の対象になってる事を勿論理解してるはずだし、ワンピースで花輪を被った乙女達のように「ずっと好きでいてもいい?」とか、より明確にコミュニケーションを取るために「ピースして♡」とかうちわに書いたらいいのに、なんだか照れてしまう自分がいる。
私はアイドルに恋愛感情は特に持ち合わせないヲタクだ。そして、彼らの事を「アイドル」というより「ひとりの人間」として見ているように感じる。
だから、いきなり好き!と告白したりあーしてこーしてと要求する事が出来ないのだと思う。
アイドルにも奥手!さすがの拗らせっぷりだなと自分でも思う。
だからうちわはいつも軽く意味不明なものが出来上がる。
この記事のトップに貼った画像のうちわはSNOWDOMEの約束 コンサートの際に作ったもの。
うちの猫が凄い呆れた顔をして見ている。
これは蓄光シートを使っている。
発光時間が終わったらほぼ効力ゼロだという事に気づかずに作ってしまった。
うちわは毎回作ってから気づかされる事が多い。
暗闇だとこんな感じ↓
一番のポイントはフォント。
ヨード卵光の「光」を使用している。
卵が大好きなみっくんへのアピールの一つだが、当然みっくんが気付くわけもない。
裏はドラマになぞらえてこんなん↓
だから、これを見たみっくんに私は何をしてもらいたいのか…否、なにもしてもらいたくないのだ。
私なんかにファンサなんぞ勿体無うございますという気持ちのあらわれかな?と自己分析している。
明日は去年作った拗らせうちわを紹介する予定だ。
楽しみにしてる人なんていないかもしれないが、お楽しみに。
コンサート一週間前
KIS-MY-WORLD東京公演まであと一週間だ。
やる気のない写真で申し訳ない。毎回完成の頃はグロッキーで写真の完成度を考える余裕がないのだ。
担当のロゴを入れたベースボールキャップ。
このロゴ部分のテクスチャー、これはビーズ刺繍を用いている。
制作の過程の写真がこちら↓
帽子の前面は固い芯材が張り付いていてかなり縫いづらい。直に刺繍するのは大変だし裏側に縫い目も残るので、まずはワッペンを作る。
PCでいつものロゴを拡大して画面に紙当てて適当にトレース。
それを黒フェルトの上に貼る。
今回は土台の帽子が黒なので黒フェルト。
フェルトは切りっぱなしでいいし、子供の頃から使ってて馴染みもあるからか、ジャニヲタの作る非公式グッズのまとめなどをネットで見ると登場回数がとても多い。
しかし何にでも使っていると工作の様に見えてアイテムとしてクオリティが下がってしまう要因になるので注意が必要だ。
フェルトを使う利点がデザイン上ない場合は他の素材を探すのがベターだ。
デザインに合わせて素材を探す事はものづくりの楽しみのひとつだと思う。
マスコットとか作る方は一回フェルトから離れるとぐっとカッコよくなるので試してみてほしい。
フェルト、消極的に使うべからず…!
今回は刺繍でほぼフェルト面はほぼ埋まってしまうし、ワッペンの土台にフェルトは不可欠なので、フェルトを選んだ。
この紙の縁取るように金色の刺繍糸でチェーンステッチを入れていく。
ステッチが終わったら紙を外し、内側を縁取るように丸ビーズを縫い付けてゆく。
今回は立体感を持たせるために丸ビーズは縁だけに。内側の主になる素材は多角形の竹ビーズを使用した。
なぜ多角形なのか。これにも勿論訳がある。
本来1番派手でキラキラするビーズは表面にホロやメタルが施されているものだ。
しかしこれは色味の判別が難しい。
次にキラキラするのがクリアなタイプ。これは土台の色に輝きと発色が左右されるので今回は却下。
土台が黒である、色味がハッキリしている、この2点の条件をクリアするのはマットな色味のビーズとなる。
しかしこういう普通のビーズはどうしてもキラキラしない。目立たない。
その為、照明の当たる方向で反射の仕方が変わる多角形タイプのビーズを用いることでその点をカバーした。
発色の良いビーズを国産輸入とにかく色々見て、今回は全てメイドインパリで落ち着いた。
全部埋まったら埋めきれなかった隙間に丸ビーズを縫い付けて、縁を切り取ったらワッペンの完成。
出来上がったワッペンをキャップに縫い付けたら完成!
またヤル気のない写真。
普段被ってもバレなさそう(被らないが)だし、目を引くアイテムが作れた!と10ヶ月経った今も自我自賛している一品だ。
友人達がよろこんでくれたのも勿論の事だが、貰えるとも思ってなかったファンサなるものがメンバー達から貰えたのも嬉しい思い出だ。
現実逃避も済んだので今年のアイテムに取り掛からなくては。
今年のアイテムはコンサート後にこのブログで見せびらかす予定だ。
キスブサコスプレでキスブサを観るという行動
キスマイを友人や同僚に勧める際に1番使えるツールが『キスマイBUSAIKU』なのはキスマイ担の人達にとっては至極当然の事実。
私もキスマイを勧める際には必ずと言って良いほど『キスマイBUSAIKU』を入り口に据える。
メンバーの名前が必ず出るし、一人一人に時間が割り当てられるからキャラも掴みやすい。何より順位を付けられるという本人達にとっては辛い状況が、キスマイのグループとしての色を分かりやすくしてくれる。
辛さや残酷さが面白さに転じてしまうのもアイドルらしさだな、と思う。
そうこうしてキスマイに、というかキスマイBUSAIKUに興味をもった友人達とキスブサを観る会をしようという運びになった。
せっかくなら何か特別な事をしたいなと。
キスブサを観る会の参加者には全員ジャケット着用、ノーカラー禁止、持っている場合は蝶ネクタイを持参する事を義務付けてみた。
いわゆるドレスコードだ。
蝶ネクタイを持っていない子の分は好きなメンバーを聞いてメンバーカラーで私が作る事にした。
な
こんな調子で。
そしてこれが目玉↓
キスブサの名札風バッジだ。
素材は全て牛革。BUSAIKUの文字と中心に入る名前の部分はアイロンプリント用の布に出力している。
裏の写真が無かったのが残念なのだが、ピンも自作している。
普通にトレースして紙に出力してパネルに貼って安全ピンでも後ろに付けたらもっと似てる物が作れたに違いないけれど、私達は大人だから高級感を出したり、無駄に手間やデザイン性を掛けた仕上がりにしたかったのだ。
レザーショーで革を使用したドレスの製作を請け負って〆切を終えた後だったので革の端切れがいっぱい身近にあったのもひとつの理由だけれど。
かくしてこれを身に付けてキスブサ鑑賞会は始まり、このバッジは友人達を驚かし、非常に楽しいひと時を過ごす事ができたのだけれど、そもそもなぜコスプレをしてしまったのか。
キスマイファンとしてはマイコになったつもりで観るべきだろうに。
迷いなく、相対するより同化を取った自分のヲタク思考に少しがっかりした翌日の朝だった。
キスマイかるた
私が1番はじめに作った非公式グッズは『かるた』だ。
元々キスマイをネタとして楽しみ、友人達とその面白さを共有したいという思いからかるたを作りたくなったのだろう。
50音プラスKi、 s、M、y、F、t、2、の7文字で57枚のかるたを作った。
製作の様子はこちら↓
ネット上に転がってる画像をガンガン集めてフォトショで加工しイラレでガンガン貼り付ける。
出力したら厚紙に両面貼り付けてカット。
句の内容はエピソードを俳句調にした物や歌詞など様々。
このかるたはBGMにキスマイかけながらやるともう本当に楽しくて何度も何度もゲラゲラ笑いながら遊んだ。改版を作りたいと毎年思ってるけれどなかなか労力のいる作業なのでなかなか進まず実行出来ていない。
これこそ情熱のなせる技だったのかもしれない。
はじめまして
ささきか と申します。
1回目なので自己紹介をしようかと思った次第だ。
私はフリーランスのデザイナーと会社員のWワークで生計を立てている27歳女性だ。
ジャニーズとのはじめの出会いはジャニーズJr.黄金期だ。おそらく私の世代には同じ人がかなり多いだろうと思う。
しかしながらその頃私が夢中だったのは姉の影響で聴いていた洋楽ロックであった。
姉妹で明日学校で話すネタ探しのために『8時だJ』を見て、誰派かと訊かれたらなんとなく「小原くんだよー。」と答えていた。
その後の青春期も一切ジャニーズを通る事なく大人になったのだが、数年前ふと目にしたワイドショーと2ちゃんねるのスレに驚いた。
キスマイのデビュー決定のニュースだった。
こんな顔でもデビュー出来るのかーおもしろいなぁ。と思っただけだったのだが、デビューシングルを聴いてそのダサさに、ローラースケートの時代錯誤感にど肝を抜かれた。
どれだけかっこいいか、イケてるか、おしゃれか。みたいな価値観で暮らしてきた私としては同世代の男性が2011年にローラースケートですごいカッコつけて踊って歌う姿はダサさを通り越してソリッドで、かなりショックだった。
そこから動画でデビュー前の映像を見ていくとダサいものがザクザクザクザクいっぱい出てくるわ出てくるわ…ダサいとは即ち親しみやすさであり突っ込みどころ、フック。
フックだらけのキスマイに夢中になるのは割とあっという間だった。
そして、デビュー前の映像とデビューして1年くらいの間、1番過剰にカッコつけている北山くんが好きになった。
北山くんの歌声は声優のような芝居がかった雰囲気があるし、ダンスは短い手足を限界まで伸ばすように大きく、目線はカメラに対して貪欲。
可愛らしいルックスに対して男らしさをストイックに追求してゆく内面、太陽のように明るい笑顔を見せてくれるのに何故か滲み出ている仄暗さ。なんというドラマチック。
とにかく過剰だ。ラーメンのトッピング全部のせにもう一回全部のせてるみたいなボリューム感。
一人で動画を漁り続けているうちにこの面白さを共有したくてたまらなくなり、職場の同僚を巻き込んだ。
布教のかいあって、今となっては部署の違う人間もあわせると10人弱がジャニーズファンとなった(ライトな人が半数なのでヲタクという表現は控える)
コミュニティが出来ると色んな遊びをしたくなる。やはり私は物作りが好きなので細々したものを作っては人にあげたくなってしまう。
公式グッズかダサい事は知っていたが、非公式グッズも私が小学生だった頃と大して変わらずダサいままであったことには驚いた。
デザイナーとしての自分の技術や知識を使って仲間内が本当に楽しめるグッズを作るのが目的だった。
そうやって約2年間を楽しく暮らしてきた。
しかしながら、ここ2年間程はキスマイの人気が高まると共に楽曲の雰囲気も変わり、私の好きだった過剰なキスマイが見つけられなくなってきた。
それと同時チケットのやり取りでいざこざが起きてしまったりしてキスマイやヲタ活にうんざりしてしまう事もあった。
そうしている間に私はキスマイから北山くんの個人担へ、そこから更に段々とゆるDDへとあゆみを進める事となった。
今となっては私はかなりゆるいヲタクだ。
ヲタ卒も視野にいれつつリアルを充実させようと恋愛にも手を出して、今はなかなか良い感じの相手も居る。
テレビやラジオを心待ちにする事は無くなって来たけど、それでも不思議と非公式グッズの手作りだけは飽きない。凄く楽しいままなのだ。
もしかしたら彼に振られてまたがっつりヲタに逆戻りするかもしれないし、恋愛に力が入ってヲタ卒出来るかもしれないし、恋愛とか関係なく今のままかもしれない。
今はとても宙ぶらりんの時期なのだが、こんな時だからこそ今まで作ってきたいろいろをここにまとめて置こうと思う。
手作りって楽しいよね。好きなものを好きなもので作って、好きな人達に楽しんでもらえるのって本当に最高。
アイドルの手作り非公式グッズって物作りの醍醐味というか本質を突いている気がする。